蒼空時雨

蒼空時雨 (メディアワークス文庫)

最初は普通の恋愛小説と思いきや第二章で「なぬっ！？」。
キャラも構成も伏線の張り方も色んなところでツボでしたｖ
謎解きみたいな展開でひっぱる、癖のある主人公達の一途な気持ちが清々しい青春群像。
文体は淡々としながらも描写に情緒があるし、作品としての巧緻なつくりがとても好み。キャラ小説としても優秀。
難をあげるなら、登場しない人物の名前がところどころ入る点。シリーズものを意識してるにしても、そこは作者の自己満足ちっくで残念。
とはいえ、他の作品も是非読みたいと思いました。
表紙も素敵ｖ
手軽に読めるけど浅くない、これくらいの匙加減のラノベが好き！