日本ではなぜ血液型がもてはやされるのか

「あの人は■型だからOOなのよ」とさも当然のように根拠として挙げられる血液型にはすごい抵抗を覚えるのに、同じ断定でも「この人は典型的な■型」という節回しなら違和感ないし、血液型の当てっこや性格占いを読むのは嫌いじゃない、むしろどっちかといえば好き。
この齟齬はいったい何だろう。
そもそも「血液型占いなんて信じてるのは日本人だけ」というけど、なんで日本人はこんなに血液型が好きなのか…
ずっと漠然と不思議に思ってきたのですが、ふと、
日本では、血液型=一つの超有名な[お話]で、
血液型別タイプというのはそこに登場する[四人の超有名なキャラクター]
だと考えれば、なんだかしっくりくる気がしました。
日本人なら誰しも必ず血液型占いという名の[設定資料集]を読んだ事があり、程度の差はあれそれぞれの大まかな性格は把握してる。
というのも、「貴方はこのキャラの役が似合うと思う」と生まれた時から全員に役がわり振られてる状態。
別に、そのキャラ通りであることは強制されてないんだけど、一応配られた役だから、「このキャラのこういうところは確かに似合いそう。でもここは違う」と点検したくなる。
そこで、「あの人は■型だからOO」っていうのは、お話の役=役者さん本人、と勘違いしちゃってるわけだから「んな訳あるかい!」と引いてしまう。
一方、「この人は典型的な■型」だと、この人はあのお話のこのキャラにそっくり!!という意見なわけだから、OK。
血液型の当てっこ、ってのは、例えば「好きな漫画のキャラを実写化するならどの俳優がいいか」ってのと同じ感覚ではないかと。
しかも、友達と話題にする時、「好きな漫画のキャラ」だとお互いその漫画を読んだことがなきゃダメだし、俳優にも詳しくなきゃいけないけど、血液型キャラは知らない人がいないし、役者はお互い目の前にいる相手。
誰でも誰とでも気軽に楽しめちゃう遊びなのだと思います。
(おまけに手っ取り早く「他者の目」を調査して「自分探し」願望も満たされちゃうし。)
というわけで、「なぜ血液型占いが日本でもてはやされるのか」の謎は、日々大量のアニメ漫画ドラマに触れることで日本人に沁みついた「キャラクター」の概念にある、とかどうでしょう。日本人はきっと一度類型化されたキャラにカテゴライズするのが好きなのです。
日本人の血液型占い好きは、そのオタク的国民性にあり。なんちゃって。
(強引にまとめたけど、日本では、つーより単に私はなんで好きなのか、ってだけですね。)


ちなみに、私は血液型よりは星座のが好きです。
ファンタジックな要素が多くてイメージ湧きやすいし、キャラの幅も12タイプとより多彩w
妄想し放題だ〜と思っていたら、こんなCDも発売されてました。

星座彼氏シリーズVol.4『Starry☆Sky~Aries~』

星座彼氏シリーズVol.4『Starry☆Sky~Aries~』

「旦那カタログ」とか「月刊男前図鑑」とか、乙女向けCD市場すごいことになってる…!;
中村悠一さんのはちょっと欲しいw(美声!)