数字マニア

三千里がハマっているアーケードゲーム『大怪獣バトル』。
100円入れると怪獣が載っているカードが1枚出てくるのですが、それぞれの怪獣ごとに戦闘能力のパラメータが違います。
三千里の日課はその『大怪獣バトル』のHPの、カード一覧表(http://www.daikaijyu.com/card04_k01.html)をチェックすること。
そして
「お母さん!ブラックキングの一番強い奴(同じ怪獣でも強さが3段階ある)すごいよ!攻撃力1600!防御力1000すばやさ700パワー1300必殺技3300。でもエースキラーも強いんだ。一番強い奴。必殺技3700!攻撃力1400防御力900すばやさ900…」
「へー。ふーん。すごいねえ」
私の反応がだんだんおざなりになってくると、誰も聞いてなくても「二番目に強いブラックキングは攻撃力1500防御力900すばやさ…」とぶつぶつ一人で言ってます;
そうこうしてるうちに相当数の怪獣の各数値を記憶して、空でも「一番強い○○は攻撃力(ry」オ、オタクだ。
そういえば旦那さんも「子どもの頃、数字を覚えるのが好きだった」と言ってたなあと思い出し、数への執着だと思えば頼もしいような気もしたり。
でも一日何回も「お母さん、一番強い○○の攻撃力はな〜んだ?…じゃあ二番目の○○の防御力は?」系のクイズばかり出されるのは正直かーなーり、ウザイ(苦笑)


「お母さん、2が9あって、1が1あるとなにになる?」
息子からのいきなりの質問の意図がつかめず、「二十二億二千二百二十二万二千二百二十一?」と答えたら、違う様子。「だからー、2が2だと4でしょ?」
…こやつ、掛け算を覚えようというのか!
「19だよ」と答えましたが、まだ納得いかないらしく、
「じゃあおれが手で2ずつかぞえるからお母さんは9かぞえてね」
一緒に18まで数えて、最後に1本指をたてて、「19だ!」満足気。
「じゃあ4が3あったらな〜んだ?」
面白がって私から問題を出してみたら、チャレンジャー三千里、
「『4が3あって、2が2ある』にする!紙とえんぴつを出してくれたまえ」
「なんで偉そうなんだよ;」
そして三千里の解答法、一列目にまず4。隣に8、その下に2。一列目に12、下段に3、と書いた後、14、1、16、2。
「16だね!」
当ったり〜すごいじゃん!と煽てると、調子に乗った三千里、
「次は、『4が3と、2が12』!」
紙いっぱいになるまで地道に数字を書き込んでいくやたら嬉しそうな顔に、つくづく旦那さんそっくりだと思い知らされたのでした。


この話を彼にしたところ、
「三千里は確かに俺の息子だ。間違いない。ただ、もしかしたら千里の息子ではないかもしれない」
なんでだww