演技派です

三千里が通っているヴァイオリン教室は、(子どもの足では)往復1時間半程かかる遠方にあるので、道中退屈しのぎに色んな遊びをします。
楽なのはしりとりやイントロクイズ、怪獣やポケモンの言い合いっこ。
あまりやりたくないのは、かくれんぼやペットボトルサッカー。(ハラハラして精神的に疲れます。)
三千里のリクエストが多いのは鬼ごっこなのですが、先日、その鬼ごっこの最中、三千里が転んでしまいました。
血はあまり出てないけど、ズボンのひざの部分が裂けていて派手に衝突した模様。
いつまでもわんわん泣いています。
しばらく慰めても泣き止まないので、少しずつ歩いていこう、と移動し始めるも、ずっと大声で喚き続け、スピードは本当にのろのろ、腰をかがめてびっこをひいています。
道行く人々に見られててもお構いなしの号泣。恥ずかしい…。
と、向こうからやってきたるは女子高生集団。
三千里の泣き声、急速にボリュームダウン。おい(笑)
彼女達が角を曲がって姿が完全に見えなくなった途端、また大音量に逆戻りです;;


やっとのことで自宅マンションに到着、という一歩手前で、少し落ち着いてきた三千里。
それでもよろよろと弱弱しく動きながら「俺、こっちから帰る」
近道の非常階段からいく、と言い出しました。
「お母さんはベビーカーあるからエレベーターだよ?一人で?階段だけど、いいの?」
ずっとびっこひいて、足痛いんじゃなかったんかい、と思いつつ尋ねましたが、頷く三千里。
じゃあ、と鍵を渡し、分かれてエレベーターに向かう途中、三千里の方を振り返ると…
全然普通にスタスタ歩いてました。…やっぱりな!!(苦笑)
演出過多は相変わらずのようです。