コマリ姫取り扱い説明書

コマリは3歳を過ぎると反抗期もピークを迎えるため、対応には一層の工夫が求められます。
具体的には…


・「こわい」といって頭を洗うのを嫌がるようになりますが、「こわくないよ」と宥めても抵抗するだけ。そこで無理矢理洗うとまるで虐待を受けてるかのような絶叫を上げるので避けましょう。
・「こわいよねえ、うん、こわい、かわいそうね。でもがんばってえらいなあ」とまず主張を認めてからべた褒めすると、3日目ほどで憑き物が落ちたかのように抵抗をやめます。洗髪時間は徐々に伸ばすとよいでしょう。


・3歳2ヶ月を過ぎるとスカートを穿かなくなります。ズボンでも可愛いモチーフがついていると嫌がります。トップスも女の子っぽいものは脱ぎ捨てます。帽子もキャップしかかぶりません。
・端的に言うとお兄ちゃんのお下がりしか身に着けなくなります。お母さんは間違っても自分の服はいいから娘のを…などと考えて女の子服にばかり投資してはいけません(泣)


おばけ屋敷に入ると大騒ぎをします。「こわい!こわい!もう出る!帰ろう〜〜!」でも出た後はけろりとして「おもしろかったね」とコメントしたりします。
・大人の話をよく聞いているし意外と理解しています。映画館を出た後うっかり旦那さんに「コマリにはむずかしかったみたい」などと言わないようにしましょう。退屈そうなだけだったのが一気に機嫌を損ねて、そこから一歩も動かなくなります。
・児童館の幼児クラスに毎週通ってもちっとも歌ったり踊ったりせず親に張り付いているだけだったりしますが、3ヶ月ほどたつと家ではノリノリで習った歌を繰り返し歌うようになるでしょう。


・「やだ!」が口癖になりますが、「どうしてやなの?」と聞いても答えは「だってやなんだもん!」道理は通じません。説得も通じません。叱っても癇癪を起こすだけです。他のことに気をそらして、いつのまにかわがままをうやむやにできればベスト。
・とはいえ毎回上手くいくわけでもないので「もうこういう時期だから今だけは仕方ない」と諦めて、どうしても譲れないラインを設けて、そこ以外はなるべく要求をきいてあげるようにするのが親も精神的に楽かもしれません。
・一人立ちしたくて、でも不安だからわがままを許してもらえるか、親の愛を試して甘えてる時期なのかも。ちゃんと甘えさせてあげないと、大きくなれないっていいます。鬱陶しくても大目に見ましょう。
・「子育ては大変でも、同じ苦労は長く続かないのがいいところ!」


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試行錯誤して作っていくしかない取説ですが、やたらと髪を引っ張ってくることについての対策だけは今だ見つかりません。手だけに飽き足らず、座っている私によりかかって足を上げて、その足の指で私の髪を絡みとって引っ張る。(ひどすぎる…)
彼女に将来習わせるのはピアノかエレクトーンかで迷ってましたが、やっぱりどう考えてもエレクトーンですね…(足癖悪すぎ!!)