すっぽり

お風呂上り、自分でパジャマを着る、という小万里。
片方の袖は簡単に通せたけれど、垂れ下がったもう片方がなかなかつかめなくて、袖を追いかけて一人でくるくる回ってました。
自分の尻尾を追いかける子犬みたいw


寝かしつけようとしているときに、三千里が押入れに上り始めました。
こうなると当然小万里も黙っておらず、抱っこを要求。(←まだ自分一人では上れない)
眉をひそめつつ
「ちょっとだけだよ?」
と押入れに入れてやって、でも(まいっか。中で遊んでくれてる間は自由だし♪)と気を取り直し、私は布団に入ってあさのあつこさんの『NO.6』(私の中で大フィーバー中)の表紙をめくりました。
しかし3行も進まないうちに
「いやっ!やだ!…!!ふぎゃああああふぎゃあああぁぁーーー
小万里、マジ泣き。それもなぜかくぐもって音量は低いのに切迫した動物的大泣き。
何事かと駆けつけると、
「おかあさん、小万里がおちたー
三千里の含み笑いの混じった説明通り、押入れの片隅の、積み上げた布団がずれて穴になったスポットに、まっさかさまになった小万里が見事にハマっておりました。
あまりの醜態に思わず私も吹いてしまったけれど、引っ張り出した小万里は顔を真っ赤にして涙でぐちょぐちょ。
そうだよね、綺麗に頭からハマって自分じゃどうしようもない状態だったから、さぞ怖かったことでしょう。
下手すれば窒息の危険もあったわけだし。
ほんと予想外のことやってくれるなあと苦笑しつつも、まだまだ油断できないんだと肝を冷やした一件でした。