奥多摩一泊旅行

11月3日から奥多摩へ一泊旅行に行ってきました。小万里が生まれてから初めての、家族旅行。
家から電車を乗り継いで3時間近くかかる距離にある僻地で、のんびり温泉に浸かって美味しい御飯を食べて…それだけできれば十分と思っていたのですが、旅館でお話したおじいさんに「ここまできたなら鍾乳洞をみてくるといいよ」とアドバイスをいただき、二日目に急遽、日原鍾乳洞へも足を伸ばしてきました。
ちらほらと色づき始めた山々や澄んだ渓流を眺めながら、旅館裏の吊り橋を渡り、山道を辿ってバスの停留所へ。ハイキング気分で気分爽快♪


それから日原行きのバスに35分ほど揺られ、降ろされた停留所から鍾乳洞へは歩いて2Km。道を教えてくれた旅館の方は、子連れだと30分くらいかかっちゃうかなーとおっしゃってましたが、すみません、しっかり1時間かかりました(ぼーん)
とはいえ三千里が頑張って歩き続けてくれたのでまだ助かった。子連れの道中は、いかに子どものテンションを維持するかが重要です。


そしてたどり着いた鍾乳洞。入った途端にぐんと気温が下がり、時折天井から垂れる水滴、ひたひたと湿る複雑な断層を見せる壁だけでもう胸が騒ぎます。神秘とロマンの異空間。気分は勇者な26歳2児の母。
水琴窟での雫が反響する幻想的な音、「地獄谷」と名づけられたせまい場所から抜けた後に広がる空間の大スケール…「新洞」へ向かう急勾配は、予想外の代物で、ぬめった階段で足を滑らせませんように、前を行く三千里が滑りませんように、その前を行く小万里を抱いた旦那さんが滑りませんように、とスリル満点でした。
肝心の鍾乳石や石筍は、ああ、おもしろい形してるなー、くらいで感動は薄かったのですが、信仰の対象になるのも尤もな異界っぷりに始終好奇心刺激されまくりでした☆


そして、また1時間かけてバス停へ…三千里、ここでもよく歩いてくれました。偉かった!
帰り道、何台もの消防車や救急車とすれ違ったのですが、あれは一体…。
新洞のあの階段で誰かが足を踏み外してドミノ倒しになったとか…九死に一生を得たのかも。ドキドキ。
温泉で疲れを癒してくるはずが、帰宅した時はぐったりへろへろ。
なんか違うー!けど、そうそう見れるものではないものが見れてよかったです。三千里も楽しかったと言ってるし、良い経験になったんじゃないかな。