ライブツアー「THANKS」・日本武道館二日目

kekeronoriko2006-09-01


今年もやってまいりました武道館!二日目のこの日はDVD撮影もあったそうです。
アリーナクラスの会場では、これまで例外なく2階席しかあたったことの無かったこの私。
今年はちょっと近づいて1階スタンド南西H列…来年こそはアリーナの地を踏んでやる(笑)
席についてみるとやっぱり2階よりは近いなあ〜と喜んだのですが、だがしかし。
かなり西よりで奥まったこの座席、左右の大画面が全然見えない=彼らの表情が拝めないという大ペナルティを抱えておりました。(がびーーん)
腰を横にひねりながら不自然にかがんだら、画面の半分くらいは観える。そうして拝んだアップの慶太は…あれ?なんか痩せた。というよりやつれてる…。ツアー大変だろうしね。毎年DVD撮りの時の彼のビジュアルって今一つですよね。(髪型も初日のほうがいいなあ。)
まあこれなら観れなくてもいいかと妙な諦め方をして(ファン失格?;)、歌声と舞台構成を堪能することに決めました。


初日は近すぎてひたすら慶太に釘付けだったわけですが、この日舞台を見渡して気づいたのは龍一のダンス。
涼平が真面目に振り付けの先生に教えられた動作をきちっきちっとこなしている感じなのに対して、わざと崩して踊っているのが龍一。近年、律儀に一生懸命、基本通りに練習を積んだからこそ涼平の目を見張る成長があったのかな、と思うことが多かったのに対し、龍一くんのダンスは曲によっては雑に思えることがあったのです。
でもこの公演での彼は、一つ一つの動作が丁寧で、しなやか。身のこなしが曲線的かつメリハリがあり、何気ない仕草は三人の中で一番きれい。そんなの龍一ファンにはとっくにご承知の事実なのでしょうけど、目の当たりにして感心しちゃいました。確かに彼も、うまくなってる。
涼平くんにはもちろん今回も大技で魅せていただきましたが(特にブギウギは最高ですわ)、もう一つ萌えたのはMC。
「武道館で演れてうれしい。そのうれしさは毎年どんどん大きくなっていって、実感になってくる。ありがとう」
みたいなことをポツポツと感情を込めて話す姿に、きゅんきゅんきゅきゅーーーん☆(笑)
その後「さすがリーダー(いいこと言う)!」と出てきた龍一と二人、じゃれあう道産子Sに和みMAX…こんなかわうい成人男子が存在するなんて凄いことです。(拝)
さてさて本命慶太くんはといえばMCにはほとんど参加せず。印象に残ってる話といえば龍一がばらしてた
「慶太なんて本番直前までラーメン食べてましたから」
くらいで。開演10分押しはそのせいかー!!三曲目でおなか痛くなったとかバラされても(笑)
いいの。貴方はなるべく喉を休めて、いい歌を聴かせてくれれば。(本心)


というわけで大本命の歌なのですが!ですが!
おそらく場所が悪かったのでしょう。すぐ前方頭上にスピーカーがあって、バンドの音がでかすぎて歌声が埋もれてます。あ り え な い
3曲目でやっとマシになりましたが、それでも声が変に膨張してるしエコーもかかりすぎ。
ハイテンポの曲は伴奏反響しすぎでうるさいし、声もぼわぼわしてて勿体無かったです。(DVDには綺麗に入っててほしい!!)
一方でバラードは、とても綺麗に響いてました。「風詩」「影法師」などのモロ悲壮感に包まれたバラードは、私は苦手なのですが、生だとかなり株が上がります。慶太の声質の良さが思う存分味わえるし。(細かいとこでは影法師の「君のいない日々」の最後が掠れたのが個人的にぐっときました。)
そして初日は「なぜこれを!?」とひたすら???マークばかりでゆっくり聴けなかった「空から降りてきた白い星」も、極上ロマンティックな歌詞に浸りまくり。
ラストのフェイクでいれるファルセット。
なんかマイク音源上がったので、気合入ってるのね、おう、聴きますよ、聴かせていただきますわよと構えてましたが、おお、高い!すごーい。え、まだ上がるの?え?え?まだまだ?え?……ひゃああああああ(腰砕け)
ご馳走様でした。一生ついていきます☆


そんなバラード万歳なライブ中でも、「Hush…!」だけは違います。爆発します。実際効果で火を噴いてますが、それ以上にステージにエロエロ爆発。衣装は重そうなくらいがっちり着込んでるのにこの色気はなんなんだーーー。
この時ばかりは私も、我ながらどこから出てるんだと呆れるくらい甲高い奇妙な悲鳴を上げてました。会場全体が狂乱してるからそれも全然かき消されてるわけですが(笑)
始まる前から悲鳴上がってたもんなあ…一見さんじゃない人の多さがわかろうというものです。
ただ、最大の決めポーズの「僕ハ、ズルイ。」や「シーッ」のところが、フラッシュの逆光になって良く見えなかったのは残念でした。
もう一つ、「四季」の後に組み込まれていた「ブギウギ66」でもとっても盛り上がりました!
最高にライブ栄えする曲です。w-inds.も客席もアゲアゲ。楽しいのなんの。


アンコールは「アンコール!」と「涼平!慶太!龍一!」とFM合唱の3パターンに分かれてました。
合唱はいつも終わりがくだくだになるので好きじゃないけど、アンコールと名前呼びはどっちでもいいかーと思っていた私。でも一緒に行った友人の「ライブはw-inds.だけでやってるわけじゃないんだから、アンコールがいいと思う」という言葉にとっても納得して、この日からアンコール派になりました。
初日との演出の違いは、まず正面スクリーン画像。初日は抽象的過ぎてなんのこっちゃな場つなぎ感の強い映像だったのですが、この日はいちいち説明やメッセージがついて、最後の「THANKS」の文字が出るまでちゃんと一つの流れが出来ていました。ツアー中で何回か映像変わってきてるみたいですね。試行錯誤の末やっと完成したのでしょうか(笑)
もう一つ、明らかに変わった!と分かったのが、アンコ2曲目のスパラバ・レゲエバージョン。生ラッパーさん+ちびっこダンサーズが登場。うわ、これお母さん泣いちゃうんじゃないの?(感激で)とつい親の視点で観てしまいました。ああ、三千里も早く習わせたい。
「蝉時雨」でしっとり聴かせた後、三人で舞台の左右のはじっこまでしっかり御礼に来てくれて、中央でもきっちり挨拶。礼儀正しい君たちがファンは皆大好きだー。
この日最後の最後に引っ込んだのは慶太。
どれだけ体がでかくなっても顔が変わっても声が低くなっても、毎年変わらず姿が見えなくなる直前まで深々と90度のお辞儀をしてからはけていくあの姿を、今年もいっぱいの元気と思い出をありがとう、きっと来年もくるよ、と万感の思いで見送ったのでした。