自宅で漂流者

さてさて、これを書いてる母(千里)は某アイドルと特撮が大好きなヲタですが、旦那さんは良識ある一般人です。とはいえ、学生時代はゲーマーでした。
少なくとも、「真・三国無双2」は日本でも5本の指に入るだろうくらいのやり込みっぷり。
果ては、どんなアイテムを装備していたらより強力な武器が手に入る傾向にあるか、などを割り出すため同じ装備の同じ武将を使って同じステージで延々600回ずつクリアして、結果を表にして確率計算したりしておりました。(数学好きのゲーマーって皆こうなんでしょうか…?)

印象深いのは、結婚してまもなくの、三千里が生まれる前のこと。
夕方、早々に食事を終えると、買ってきた新しいゲームをひたすらやり続ける旦那さん(当時まだ学生)。
私が寝る時間まで延々やってるのはまあわかります。買ってきたばっかりだもんね。思いっきりやったらいいさ。
ぐっすり眠り、私が次に目覚めたのは翌朝10時。(すみません、学生時代はこんなんでした。)
やっぱりテレビに向かっている旦那さん。
「徹夜?」
「うん」
「朝ごはん食べた?」
みかん食った」
机の上においてあったみかんの袋…その脇になるほど、2個分の皮が残ってます。でも朝食みかんだけって…
「私もう授業だからいくけど、ちゃんとご飯食べてね。帰るの夕方になるから、お昼は自分でなんとかしてね」
「わかった。いってらっしゃ〜い」
やや疲れたような力ない彼の言葉に一抹の不安を感じながら、登校。
(一応フォローしておきますが、この日は旦那さんは講義はない曜日でした。院生だから時間の融通が利いたようです。)
そして夕方、帰宅した私が見たのは、相変わらず出てったときと同じ姿勢のままコントローラーを握る旦那さんの姿でした。
「昼ごはんは?」
みかん…」
机の上にあったみかんは全部なくなっていました。
それにしたって、丸一日の間、摂取したのがみかん6個って…漂流者じゃないんだから!!


スーパーマリオブラザーズを始めて30分で1−1(ワープ利用なし)、その二日後に1−2も見事にクリアした息子(4歳)を眺めていて、思い出した話。