デーモン小万里

娘の寝相がひどいです。
いや違った。寝相も相当悪いのですが(布団で寝せたはずなのに朝いつも枕の上の畳に転がってます)、それ以上に、寝付く前に、やたら動くのです。
私の髪をいじるのも好きで、掴むだけならまだいいのですが、その状態でしょっちゅう動くので引っ張られて痛い。
そして、なぜか、蹴る。しかも私のばかりを狙って。
髪を掴んで執拗な顔面キック攻撃…っておまえは悪役レスラーかい!と心で突っ込みながらも、仕方ないからいちいち髪に絡んだ指をはずし、攻撃の射程範囲外に逃れます。けれど、どれだけ遠ざかっても追いかけてくるのです…。
先日、いつの間にか握っていたおもちゃのダンプカーで裏拳を喰らい(凶器は反則!!)、とうとう堪忍袋の緒がキレました。
小万里ーーー!!
いい加減にして!おもちゃは離しなさい!蹴られたら痛いの!髪の毛もひっぱったら痛いの!やめないならもう小万里と一緒に寝ない!」
小万里は少しの沈黙の後、ふえええ…と泣き出しました。(あ、「小万里」は仮名です。)
以来ちょっとマシになった気がします。


ところで思い返してみると、私も小さい頃、母に「髪をいじらないで!」と怒られた記憶があります。
更に、私は5歳からエレクトーンを習っていましたが、かつて、母に「どうしてピアノじゃなくてエレクトーンにしたの?」と尋ねたところ、母曰く「足癖が悪いから合うと思って」。
…そうか。遺伝か、遺伝なのか。

小万里もエレクトーン決定