真央ちゃんの滑りについて

真央ちゃん絶賛のメディアに違和感を覚えると言う旦那さん。
「最高の演技ができて満足だ、ってそんなわけないだろと。褒め称えてるのを聞くたびにいたたまれない気分になる」
必死にフォローしてるような感じがするそうな。
確かにアスリートは結果を求められるものだし、メダルを取れなかったのはもちろん悔しいだろうと思う。
でも、私はフィギュアスケートの選手はアスリートであると同時にアーティストでもあると思うし、アーティストならあの大舞台であれだけの演技をできたなら、やっぱり満足なんじゃないかな。
苦悩と絶望にもがき、たどり着く至高の光。きっとそんな解釈で構成されたラフマニノフのプログラムと、あの真央ちゃんの状況はハマり過ぎていた。
おそらくあの状況だからこその最高の演技で、正直、普通にメダルを取るよりも深く胸を打たれたと思う。
芸術は表現によって人に感動を与えるものなのだから、彼女は本当に稀有なアーティストだし、誤魔化しではなく、メダルとは別次元で素晴らしいことを成し遂げたんじゃないかと思う。
真央ちゃんの本当の気持ちは分からないけど、彼女には満足していて欲しいし、周りもそうであってほしいと思っての賞賛の嵐でもあるのかも。
もちろん、演技自体が掛け値なしに素晴らしいものだったからこそ。


でも、真央ちゃんにはまだ引退はしないで、これからは、重圧から解放された晴れやかな滑りを見せてほしいです。
緊張感あふれる迫真の演技も感動したけど、やっぱり、見ていて幸せになれるようなスケートの方が好きなので。
とりあえず、エキシビジョンが楽しみ!