CAN'T GET BACK/Everyday

昨日は紅白関連でひとしきり落ち込みましたが、復活です。
だって今日届いた新曲、めっちゃいいんだもん。
このレベルの作品をコンスタントに出して、ライブをやってくれるなら大丈夫。万が一テレビで全然会えなくなっても、ずっと好きだー。(以下、熱く語ります。)


『静と動』がテーマのw-inds.初の両A面シングル。歌えるw-inds.と踊れるw-inds.が一枚で堪能できちゃうって事ですが、なるほど、w-inds.両面の魅力が最大に引き出された2曲に仕上がってます。事務所、今回は本気です。こうきたら全力で支援!


まずは第一印象からして痺れた「CAN'T GET BACK」。ダンスナンバーのはずが、出だしは秒針の刻む音と、抑えのきいた寂しげなメロディー。それが、Bメロ、Cメロ(でいいのかな?)と進むにつれ、低音のリズムや細かい音、ハモリが加わって緊張感が高まっていき、サビで一気に加速!
2番でまた抑えに入って、じりじり上がっていって疾走!
ただただ捉えられて、引っ張られたまま、曲が終わってしまい、そこでため息。よしもう一回行こう、とくるところはまるでやみつきのジェットコースター。
PVも作りこまれて見応え十分。今まで踊っていたw-inds.が、次のメロディーでは既に過去の存在。夢見ても、嘆いても、時間はいつでも平等に流れ過ぎ、決して戻ることはできない。自分を客観視もでき、前に進みたいと願う、それでも後悔ばかりが繰り返され、苦しみから抜け出せない。この無間地獄を司る、何か大きな存在の冷酷な視線を妄信してしまう程…。
一つ難をあげれば、この曲、振り付けがまた超カッコいいんで、もう少しダンスが見やすいほうがよかったなあ、と。この点はライブDVDに期待。


もう一方の「Everyday」は聴けば聴くほどハマる、慶太の歌心炸裂のバラード。曲に感情のせるの、本当に上手くなったと思います。一時耳についていた臭さが抜けて、今すごくいい感じ。
肌が切れそうなくらい深深と空気の冷たい冬の夜に、降ってきそうな星空を見つめているような気持ちになります。
息をのんで、浸れる。染みる。
綺麗過ぎるくらい綺麗な歌詞世界ですが、こっ恥ずかしくならずにその歌の中に引き込んでくれるのは、w-inds.の歌声だからこそ。何度でも言うけど、慶太の歌声は絶品。そして道産子とのハモリの相性は最高。ビジュアルや性格のバランスだけでなく、つくづく、よくぞこの三人が出会ったものです。
PVは九月に行われた代々木体育館のライブ映像と音源がそのまま収録されたものですが、こちらもこれですごくよいと思いました。龍一の左足首靭帯損傷というアクシデントを乗り越え、最後の最後に披露されたこの一曲。三人ともいい表情して、初見のときは泣きそうになりました。特に力の抜けた龍一の笑顔!がんばったね。よかった。よかった…。
w-inds.と、スタッフと、ファンと、何千もの人が積み重ねてきた『Everyday』が集まって、この無数のペンライトが揺れる、最高の時を作ってる…作り物でなく、確かに一つの本物の幸福を映像化できていて、胸を打たれました。
…とこんな風に感動しつつも、輝くペンライト群を見て、まだこんなにファンがいるんだ〜とついつい安心してしまった不謹慎な私を許して、w-inds.(笑)大好きだよ!