電王最終回 

とうとう終わっちゃいました…寂しい。
ライダーはこれまで響鬼、カブトと観てきて、どちらも中盤頃、熱中のピークを迎えて以降失速、といった感じだったのですが、電王は本当に最初から最後までクライマックスでした。
とはいえ、昨日の最終回視聴直後の感想は「あと30分欲しかった…!」。説明不足の部分多すぎ。
特に一番気になったのは、記憶から消えて、生まれなかった特異点(ハナ)が、なんでコハナとして存在してるのか、という点ですが、消えていく桜井さんに向かって愛理さんが「いつか、きっと」と言っていた場面から推察するに、侑斗が未来で愛理さんと結婚して、生まれる子どもがコハナなのですね。
生まれる時期がずれたから、ハナは子どもの姿になったと。結局最後まで大人ハナさんに戻らなかった理由も、そう考えれば腑に落ちます。
(役者さん降板のトラブルを、うまくシナリオに繋げたんだなあ。さすがプロ。小林大先生ー)
でもその、未来で愛理さんと結婚する侑斗は、一度過去に戻って、年輪を重ねた侑斗なのでしょうか。
デネブが「侑斗は、桜井とは違う未来を生きることができる」と語っていたことから、侑斗は愛理さんと、桜井さんとは違う出会い方をできるし、2007年になっても、イマジンと戦う必要もない、と。
2007年に敵イマジンやカイは出てても、そこでは別の桜井さんや侑斗が戦っているということ?(その別の桜井さんはどこから来たか、とか考え出すとドツボにはまるのでこの点は思考停止。)
個人的には、侑斗はゼロライナーを持ってるんだから、ゼロライナーであちこち旅してある程度お姉さんに釣り合うくらいの精神年齢に到達したら、ちょっと未来の愛理さんに年下のままでも会いに行って、恋愛するとかもアリではないかと思います。(←若いの好きv)このパターンなら、時間軸を遡らなくてすむから矛盾も起こりにくいし、わかりやすい気も。
あとの謎は、
モモタロスたちはパスがなきゃデンライナー乗れなかったんじゃ
→帰る未来がなくなったのでピアノマンのように「時間から零れた」扱いで特別パスをオーナーに貰えるようになった
・実体化しててもなんでデンライナーに乗れるのか
→「乗れない」は「オーナーが許さない」という意味の乗れない、であって、留守中や許可が下りれば乗ることは可能
と解釈。カイの正体に関しては、完全に時間切れだろうけど、ま、どうでもいいか(苦笑)


とりあえず、そんな感じで納得してから今日もう一度見返すと、最後まで明るく楽しくノリのいい、いい最終回だったと思いました。
ご都合主義なタロスズ+デネブ復活も、子供向けだから!ハッピーエンドが一番。
しばらくドラマ路線に引き込まれすぎてて忘れてたけど、気楽に勢いで突っ走る爽快感がそもそもの電王の持ち味だったわけだし、少しほろりとさせるシーンをちゃんと織り交ぜつつ(椎茸)、強引でもギャグで笑顔で「また会おうぜ!」は電王らしいラストでした。
ちなみに息子が一番ウケていたのは生身の侑斗の異常な強さ(笑)ハナの強さは彼譲りだったのか。
全フォームの登場も喜んでいました。でも、ボス弱いね、と。尺ギリギリだったから仕方ない(苦笑)
ジークは私も嬉しいサプライズ。「なぜ呼ばぬのだ」ごめん、私も完全スルーだった(笑)


初めて見たときは「なんじゃこのデザイン!これはない!」と思っていたのに、いつのまにか大好きな作品になってました。
スタッフの皆様、一年間ハイレベルで楽しませてくれてありがとうございましたー。おもしろかった!!